FXの取引をする際にその国の財政状況はチェックしておく必要があります。財政が悪化するとその国の国際は信頼性を失いますから国債が売られます。ですから、その国の通貨は売られる傾向があるのです。景気が悪くなれば税収が下がりますから財政が悪化し、それによって通貨が売られる傾向があると言えるでしょう。
ただ、先進国の多くは財政赤字を抱えているというのが現状です。景気を回復させるために財政出動をするわけですが、それによって景気が改善すれば税収も上がっていずれは財政も改善しますが、特に日本ではそれが行えない状態が続いていると言えるでしょう。ですから、FXのトレーダーの中には円を売るほうが良いというスタンスの人もいますが、それにもかかわらず極度の円安にはならないのが現状です。それはなぜかというと、日本の国債が円建てで発行され、それが国内で消化されているからです。
日本の国債は9割以上が国内で消化されていて、豊富な一般消費者の預金となっています。そのため、財政が悪化しても売ろうという動きは少ないのです。この状況で維持ができるのは日本の文化だとも考えられます。日本人はせっせと銀行に預金をし、その預金が国債の消化に役立っているのです。
しかし、今後、日本が貧しくなっていけば預金も減少し、国債の消化が難しくなることも想定しておかなければなりません。その場合にはFXで円売りを仕掛けるのは基本的なセオリーとして頭に入れておくべきでしょう。決済代行のことならこちら
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