FXでトレーディングをするには、自分なりの分析手法を持って為替レートがどう動くかを予想し、その方向に対してポジションを取らなければなりません。10分後や1時間後といったごく近い未来の為替レートを予想するにはテクニカル分析を行うことが良い方法だと言えますが、数週間後から数ヶ月ごといった遠い未来の為替レートを予想したいのであれば、テクニカル分析だけでは不十分です。長期の相場予想を行う場合、テクニカル分析は向いていないのです。そこでおすすめなのがファンダメンタル分析です。
ファンダメンタルとは経済の基礎的条件のことで、各国の経済や世界全体の経済状況を考慮して将来の為替レートを予想します。FXでは、ファンダメンタル分析として様々な経済指標が用いられます。経済指標は事前に発表される日時が公開されており、発表された直後に大きく値動きが起こったあと、その経済指標の数値を冷静に踏まえた為替レートが形成される傾向にあります。重視されている経済指標はアメリカの雇用統計です。
毎月発表されており、前月と比較してプラスになっているかマイナスになっているかで大きな流れが生まれます。FXでファンダメンタル分析を行うときに注意したいのが、経済指標が発表された直後はトレーディングを行うべきではないという点です。発表された直後は相場状況がそれまでの値動きとは一変します。上下に激しく動き、変動幅が大きいためあっというまにロスカットされてしまうのです。
Leave a Reply